30年

今月をもって生誕30周年を迎える。私が中古で購入したのは1995年なので手元にきてから26年である。

先日、クラッチブースターが破損するという機会に遭遇したが、幸いヘリテージパーツになっていることでことなきを得た。以前純正部品として在庫していた部品も、そのままヘリテージ部品に扱いが変更されているケースもあり、またR32でも共通の部品が、例えばR34用としてヘリテージ部品のリストに掲載されているような場合もあるようなので、仮に目的とする部品が見当たらないケースでも、他車で使われていないか?等根気よく探していただきたい。担当者が詳しいかどうかにもよるが、ディーラ(最新のFAST)で探してもらうのが無難と思う。

最近気になっているのは中古車価格の高騰である。25年経過による輸出が契機になっているとはいえ、第2世代GT-R、特にR34に至っては完全に投機対象の価格となっている。R32でも程度の良い車両は新車価格を超える勢いである。我々(=バブル世代)の多くは、スカイラインを事情あって手放し、将来的に中古車で買い戻したいと考える人は比較的多い気がする。根底にあるのは思い入れであり、その期待に応えられる車であると思う。中古車は普通のおじさん(おばさんも可)にも手の届く存在で範囲であって欲しい。

個人的意見であるが、スカイラインって昔から乗って・自分でいじってナンボの大衆車であると思う。設計者は車を作る段階から「こういう車にしたい」というコンセプトを根底に持っており、一方でユーザーは走り続けていくために手間と費用をかけていく、という無言の関係があった気がする。考えが旧いと言われるかもしれないが、最近現行400Rが人気と聞いてから思う気がする。400Rは「史上最強のスカイライン」という非常にわかりやすいコンセプトである。今後、似ても似つかない格好の車に「スカイライン」の名称を与えることだけはやめていただきたい。

来年は車検である。このままブロブのネタにならず、ひっそりと年末年始に繋げて行きたい次第である。

30年」への7件のフィードバック

  1. ブログ読ませていただきました。実は私はR32GTSに乗っていて、先週で新車から満30年になりました。今まで多少のトラブルはなかったものの、この節目の週に朝からセルモーターが動かず交換、戻ってきたら今度はエンジンの不調でレッカー移動とトラブル連発です。今日の夕方にプラグ交換して戻ってきましたが。たまたまこのブログ見て、いろいろ参考になり感動しました。

    • コメントありがとうございます。
      GTSの方がむしろ部品確保等にご苦労されるとお察しします。引き続き愛車維持に務めてください。また今後とも宜しくお願い致します。

  2. 私のR32GTSも6月で30年を迎えました。ところが、イグニッションコイル・セルモーター・エアコン・アクチュエーターモードなど立て続けに故障してここ3ヶ月は直しながら乗っている感じです。でも、「手のかかる子ほどかわいい」でさらに愛着がわいてきています。今日は14年前に直したパワステが重ステになり、基盤を半田付けして先ほど直したところです。大切にしていきたいものです。

    • いつも閲覧いただきありがとうございます。

      30周年おめでとうございます。
      ご自分で基盤等修理されるとは素晴らしいです。

      大昔、R32GT-Sに乗ったことがあります。
      当時、私はDR30を所有しており、比較して印象に残っているのは足回り・シャーシの出来が別物であるということでした。
      いくらお金をかけてDR30の足回りをいじっても敵わないと思いました。

      その後、現在のBNR32を所有するに至るのですが、車両重量が重たいため当時感じた印象とは異なります。
      R32GT-Sのパワーと車重バランスは絶妙と感じる次第です。

      GT-Sの維持は何かとご苦労が多いものと思いますが、
      これからも状況が許す限り維持されることを願っております。
      引き続き宜しくお願いします。

  3. おひさしぶりです。
    29年という記事にコメントさせて頂きました、うっきょです。
    30年おめでとうございます!

    我が家のER34は先日、赤信号で停止する際の停止寸前に初めてエンジンストールが発生しました。
    ATのストールは初体験です。。。
    街中で三角表示板を出す事なるとは思いませんでした。
    バッテリーターミナルを外して10分放置後に再始動できましたが、気になるのでローダーで日産へ運んで貰い点検してもらいましたが異常なしという事でし帰ってきました。
    しかし約1ヶ月後に再発した為、自分で総点検したところ、以下の不具合がある事が発覚したので対応しました。

    1.純正ブーストメーター用のブーストセンサー用バキュームホースが
     経年劣化で亀裂。
     →シリコンホースに交換
    2.ブーストメーター用のブーストセンサー基板の半田接触不良
     →ストールとの関係はありませんが、折角なので分解補修。
    3.AACバルブ付近のアイドリング制御用と、キャニスター用のホースも
     同じく亀裂。
     →これもシリコンホースに交換

    上記までを対応したところ、今度は今まで目立たなかったエンジン始動直後からを含めたアイドリングにばらつきがある事が発覚。

    4.エアフロセンサーの汚れにより日産特有の?アイドリング不調が
     発生していました。
     →エアフロセンサー洗浄

    上記対応の結果、ストールと後に発覚したアイドリング不調は解消され、古い車だからそんなものだろうと思い込んでいたアイドリング中の微振動も無くなり驚くほど街乗りが快適になりました。
    予想外の副産物で適切なブーストが掛かるようになり車が早くなりました。

    と、ここまでは良かったのですが、今度は全開加速時の4000~5000回転付近でフェールセーフが働くようになってしまいました。
    不具合箇所の予想はついているので週末にでも点検してみようかと思う今日この頃です。

    • いつも閲覧いただきありがとうございます。

      私もその昔、3000回転あたりからの吹け上がり不調を感じたことがありました。おっしゃるとおりフェイルセーフが効いている感じでした。昔のことで詳細は覚えていませんが、結果から言うとエアフロ交換で完治しました。

      もし、交換歴がないようであればご検討されてはいかがでしょうか?

      • アドバイスありがとうございます。
        今回のメンテナンス実行まで1度も発生した事がなかった事、今後の故障予防措置として同時にイグニッションコイルをDENSOの新品に交換もしたという事もあるので、このあたりを戻しつつコンピューターの学習を消しても駄目ならエアフロ交換を検討してみようと思います。

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