クラッチブースタ異常

久々の投稿である。

先日、普段乗りしていた際、交差点に差し掛かったところで突如クラッチペダルの室内側からエアが漏れる「プシュー」という異音が発生するようになった。走行に問題ないことを確認して、夜間だったためそのまま自走で帰宅した。改めて状況を確認すると、異音がするのは室内側であり、かつクラッチペダルに少しでも負荷をかけるとエアが漏れている異音がするので、エンジンからの負圧が漏れ出しているものと推測、かつクラッチペダルを踏み続けるとアイドリングの回転がやや落ちることに気がついた。これにより、クラッチブースターを作動させるためのエンジン負圧がどこかから漏れ出していると判断した。この時は単なるパイピング抜けを期待していた。

日産ディーラーに駆け込んで改めて診てもらったところ、クラッチブースター本体からエア漏れしているとの診断。クラッチブースター(倍力装置)が効いていないのでペダルが重い、また、盛大な異音がするというのが問題である。思えば、クラッチ操作系の部品はこれまで一度も気にしたことがなかった。この機会にクラッチ操作系を一新することとした。

ところが、肝心のクラッチブースターとマスターシリンダーが製廃、先日発表されたNISMOヘリテージパーツにこれらが含まれることが判明した。それ以外の周辺部品は在庫があった(在庫はわずか)ので直ぐに注文してもらった。なお、ヘリテージ扱い部品のリリースは4月1日以降であり、結果的にこれら部品の入庫待ちとなった。

車両は不動状態では無いがエンジンから負圧漏れしているので極力乗らない方が良いと判断した。よって2週間程乗れない状態になることと決定した。今回は必要な部品がヘリテージ扱いとなって新品が直ぐに入手可能となることが判明したので幸いと言うべきであった。

ここ数年で機能部品に関して部品がないと言う状況は確実に進んでいる。日産には引き続きヘリテージ部品のラインナップ充実に頑張っていただきたい。ただし価格の高騰は避けられない部分もあるだろう。現実的な修理金額の範疇に収まらないと判断するオーナーは場合によって故障した機能部品(ex:ABS本体等)のキャンセルも検討しなくてはならない状況になってきていると感じた。何れにしても今回は修理が済んだらここで報告したいと思う。