HICAS警告灯の瞬間点灯(2~3秒)が多くなって来た。現象は発進加速時に多く発生していたように感じられた。まずパワステフルード減少による現象発生が疑われた。
が、考えてみると愛車は昔、パワステフルード・タンクキャップをBCNR33用の金属製に変更している。BCNR33用は当時パワステフルードタンクのフルード吹き出し対策になると言われていた。変更したのが昔の事なので、変更前の吹き出し状況がどうだったかの記憶に無い。オリジナルのBNR32用キャップにはフルード量を警告するセンサーが存在するがBCNR33用にはこれがない。結果、フルード減少による警告灯点滅は無いと考えられる。なお、キャップをBCNR33用に変更してセンサーのコネクター配線を抜きっぱなしにしてもHICAS警告灯が点きっぱなしになることはない。
原因を改めて考えてみた。以前ディーラーで聞いた、車体の電圧低下により点灯することがある、という言葉を思い出した。
ということで、手始めにヒュージブルリンクとボディアース線を変えてみることとした。以前、純正マイナス線をサポートするアースケーブルをマイナス端子からボディに這わせており、このアースケーブルについても年数経過による劣化(酸化)が考えられたためこれを交換。残念ながら肝心の施工前後での電圧比較を失念した。
同時にHICASコンピュータ(トランクルーム上部にあり)を中古ストックパーツ(内部ネジは脱落なしを確認、内部ネジの増し締め実施)を交換した。
約30分試乗してみた、警告灯点灯時は暑い日であったが試乗時は10℃くらい気温が低かった(23℃くらい)という状況で比較している。
結果的に警告灯は点灯しなくなった。同時に複数箇所の部品を交換してしまったので、決定的な原因は特定出来なかったが電気系に起因する要因としては主に以下の3点が考えられる。
1.ヒュージブルリンク、アース線を交換
2.HICASコンピュータ交換
3.気温の低下
3.のみが要因であることも考えられるので、しばらく様子を観察してから作業に着手いただきたい。