以前数よりプロパンガスのような臭いが室内に漂っていた。ガソリン臭ではないので気にしないことにしていたが、特に暖かい季節になると気になっていたので、なんだろうと思っていた。かつてエアコンOH時以降に臭ってきたので、エアコンガス漏れ等の理由と考えていたが、エアコンのガス漏れだと臭いが気になることは無いし、そろそろエアコンが効かなくなってもおかしくないので除外していた。
発生の条件は以下のとおり。
1)暖かい季節に発生 → 揮発性あり?
2)室内のみ臭いがする。→エアコン?
3)エンジンルームは臭わない。→インジェクターやチャコールキャニスター、オイル漏れ等の可能性は低い
しばらく状況を見守っていたが、窓を閉め切っている状態だと気になるので、あらためて発生源を考えてみた。
自動車にプロパンガスなど使っていないので、何か異なる臭いである。どうも足元から臭うような気がする。ということで探ってみるとシフトレバー付近から発生しているようだ。MTオイルが微かに臭っている模様。
ギアオイルが独特の匂いであることは承知していたが、微かに臭うとプロパンガスくさいのか?ということでシフトレバー根元のブーツを入手して、交換・戦場をやってみることにした。シフト付近をバラしてみるとブーツは破れていない。ただし、時間の経過によって周辺にギアオイルが付着している。これが臭いの元だったのであろう。ゴムパーツ及び周辺をパーツクリーナーで洗浄し、念のため用意したブーツに交換し、元どおりにした。(作業時間30分程度)
作業にあたっては、シフトレバーを外すことになるので、スナップリングを外す必要がある。これは縮めて外すが結構な力を要すること。レバー付近の構成部品順序を確認できるように元の形をスマホ等で撮影しておくのが良いと思う。
これは作業完了後の画像であるが・・・
内側のブーツ(今回交換したもの)には前後があるので、気をつけて欲しい。また安い部品(2018年現在:約500円)なので、ストックしておくと良いかもしれない。
無事作業完了し、しばらく試走してみたが今の所、例の臭いはしてこないようだ。
この辺は気がついた時に洗浄しておく必要があると改めて思った。